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琴棋書画。


琴棋書画。 文人の楽しみ。 教養や風雅を身につけた文化人の風流な遊び。 また、そのたしなみ。 琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くこと。
by zouchan-land
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とある考察の最終問題 ≪question≫ ~【 上級編 】~ 謎解き編 ~ 第三幕。

 【 問題 】

『古代日本』における、
『四天王』のうち『3人』が、

 『牛頭天王』
 『馬頭天王』
 『座頭天王』

と、すると、残る『1人』は?



 【 これまでのあらすじ 】

 【 東 】座頭天王 (佐氏)
 刺国 (佐治国)、のちの、武蔵国。

 【 南 】馬頭天王 (馬氏)
 伊勢国。

 【 中 】推古天皇
 大和国。

 【 西 】牛頭天王 (宇氏)
 伯耆国 (根之堅洲国)。

 【 北 】○頭天王 (○氏)
 高志国 (越国)。
 現在の、福井県あたり (?)。


『古事記』によると、
『高志之八俣遠呂智』は、

 身一有八頭八尾

となる。



『須佐之男』は、
『八俣遠呂智』の『尾』から、

 『草薙剣 (草那芸之大刀)』

を、『取』った。
さらに、

 『頭の数』=『尾の数』

である事を、考慮すると、
『尾』は、

 『頭』の側近
 『頭』の護衛

などが、考えられる。

『草薙』の中には、
『雉』が、含まれているので、

 『頭』の仲介者
 『頭』の通訳者

なども考えられるが、割愛。

そして、『須佐之男』と、
敵対していた『草薙氏』が、
『高天原』の『天照』の元に行き、

 『天叢雲 (天氏)』

と、成ったのかもしれない。


『日本古代史シリーズ』では、

 『身』=『御』=『王』

と、している。
そして、『8人』の『頭』の、
さらに上に君臨していたのが、

 『身一有』=『1人』の『王』

だろう。


・・・本当に、そうなのだろうか?

たとえば・・・?


 2本足の股の数 = 1
 5本指の股の数 = 4

であり、

  『八俣遠呂智』
 =『8つ』の『股』

と、すると・・・?


『古事記』には、

 『八俣遠呂智』=『八頭』

と、記載されているので、

 『環状』に『首』が、
 生えていた。

という、有名な説がある。


もしも、

 9本首の股の数 = 8

だとしたら、どうなるだろうか?
・・・1本 (1人)、足りないのである。


さて、『9』とは、
何だろうか?

『9』を、
ひと言で表すとすると、

 『9』=『玖』

となる。


すると、

 『久』=『8人』の『頭』

 『玖』=『1人』の『王』
    =『久』たちの『王』

という図式が、見えてくる。
そして、おそらく、
『須佐之男』の時代、

 『玖』=『櫛名田比売 (久氏)』

だろう。


しかし、『王』も、また、

 『王』=『頭 (かしら)』

である。


『高志之八俣遠呂智』は、
『個人』で、あるとともに、
ある種の『組織』でもあり、
本来は、

 『九つ』の『頭』

が、存在していたと、考えられる。


『高志国 (越国)』は、
時代とともに、

 『拡大』『縮小』

が、あったと思われるが、
おおよその『位置』としては、

 『福井県敦賀市』から、
 『山形県庄内地方の一部』まで。

となる。


『須佐之男』が、
『高志国 (越国)』の、
『八俣遠呂智』と、
争っていたとするならば、

 『国境付近』=『敦賀市付近』

だろう。


そして、『須佐之男』が、
『出雲方面』から、
『高志国 (越国)』に、
向ったとする。

さらに、『国境』を、
超えた先にあるのは、

 『九頭竜川』

となる。


 『高志』=『高氏』
 『高志』=『許氏』

いずれにせよ、本来は、
『朝鮮半島』と関係が深い、
『クニ』であったと、
考えられる。


そして、『朝鮮王朝』において、

 『龍 (竜)』=『王の象徴』

であった。


まとめてみると・・・?


 【 まとめ 】

 【 東 】座頭天王 (佐氏)
 刺国 (佐治国)、のちの、武蔵国。

 【 南 】馬頭天王 (馬氏)
 伊勢国。

 【 中 】推古天皇
 大和国。

 【 西 】牛頭天王 (宇氏)
 伯耆国 (根之堅洲国)。

 【 北 】九頭天王 (久氏)
 高志国 (越国)。


  『玖』
 =『九頭竜 (九頭龍)』
 =『櫛名田比売 (久氏)』


  『久』
 =『8人』の『頭』
 =『八俣遠呂智』



さて、ここで、
疑問が生じる。

『古事記』には、

 切散其蛇者

と、記されている。
おそらく、これは、

 『八俣遠呂智』を中心とし、

  『須佐之男』
  『櫛名田比売』

 と、敵対した『組織』の『解体』。

だろう。


すると、『推古天皇』の時代、
『九頭天王』は、
存在していなかったという事になる。

あるいは、存続していたとしても、
『四天王』に、含まれたとは、
考えにくい。


『四天王』は、
『4人』いるからこそ、
『四天王』である。

ならば、『九頭天王』の替わりは?

by zouchan-land | 2025-10-17 11:37 | 韓国語 (日本古代史など)。 | Comments(0)
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