人気ブログランキング | 話題のタグを見る

琴棋書画。


琴棋書画。 文人の楽しみ。 教養や風雅を身につけた文化人の風流な遊び。 また、そのたしなみ。 琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くこと。
by zouchan-land
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
以前の記事

『古事記』についての考察 ~ 完結編 ~【 花 】~ 第三幕。

 爾問誰女答白之
 大山津見神之女
 名神阿多都比売
 亦名謂木花之佐久夜毘売
 又問有汝之兄弟乎
 答白我姉石長比売在也

   ~ 中略 ~

 僕父大山津見神將白


(『邇邇芸』が、)

 『誰』の『女 (娘)』?

と、『問』う。

(『佐久夜』が、)『答』える。

 『大山津見』の『女 (娘)』。
 『名』は、『神阿多都比売』。
 またの『名』、
 『木花之佐久夜毘売 (以下、佐久夜)』。

また、(『邇邇芸』が、)『問』う。

 『汝』の『兄弟 (姉妹)』は『有』る?

(『佐久夜』が、)『答』える。

 『我』の『姉』、
 『石長比売』が、『在』る。

  ~ 中略 ~

 『僕 (私)(佐久夜)』の『父』、
 『大山津見』が、
 まさに、『白』する。


 【 これまでのあらすじ 】

『神』から始まる『神名』を持つ『カミ』は、
『秦氏』である。

 『佐久夜』=『許家』
      =『古賀』


以上の事から、わかるのは、

 ◎ 『佐久夜』の父は、『大山津見』。

 ◎ 『佐久夜』の『親』は、
   『秦氏』と『古賀 (許家)』。

 ◎ 『佐久夜』は、『二人姉妹』。

すると、問題が発生する。

『古事記』によると、
『櫛名田比売』の『両親』は、

 『足名椎 (老夫)』
 『手名椎 (老女)』

であり、『足名椎』は、

 僕者国神大山津見神之子

と、言っている。
つまり、『須佐之男』が、
『出雲国』に至った時点で、
『大山津見』は、
『老夫』の『父』である事になる。

さらに、『足名椎』は、

 『大山津見』の『息子』

と、いう事になるので、

 『佐久夜』は、『二人姉妹』

と、矛盾が生じる。

仮に、

  『足名椎』の『父』
 =『足名椎系大山津見』

  『佐久夜』の『父』
 =『佐久夜系大山津見』

と、すると、
これらの『大山津見』は、
別人という事になる。

 『同姓同名』

あるいは、

 『大山津見』=『一族の名』
 『大山津見』=『役職の名』

などが、考えられるが、
論点がズレるので、割愛。

また、『須佐之男』の『系譜』には、
同一人物か、どうかは、不明だが、
『大山津見』の名が、2度、現れる。
そして、それぞれの『女 (娘)』は、

 『神大市比売』
 『木花知流比売』

となる。
この事から、『大山津見』が、

 『秦氏』と『古賀 (許家)』

いずれにも、縁ある事が、わかる。

さて、『佐久夜系大山津見』は、
どちらの『系譜』なのか?
・・・と、いうと、
『答』は、『古事記』に、
書かれている。

冒頭の文章の先を、読み進めてみると、
『大山津見』は、
『佐久夜』の事を、

 『神阿多都比売』

ではなく、

 『木花之佐久夜毘売』

と、言っている。
すると、

 『佐久夜系大山津見』=『古賀 (許家)』

と、いう事になる。

そして、

 『佐久夜』と『石長比売』

は、『異母姉妹』であり、

  『佐久夜』の『母』=『秦氏』
 『石長比売』の『母』=『石長』

と、いう事になる。


 【 まとめ 】

 【 これまでのあらすじ 】

  『天津神』=『○氏』=『○志』
 =『日向』の影響下にあった『神』
 =『魏』の影響下になかった『神』

  『国津神』=『○家』=『○賀』
 =『邪馬台国を中心とする倭国』の『神』
 =『魏』の影響下にあった『国』の『神』

 『石』=『李氏』
 『長』=『那賀 (那家)』


すると、『石長』は、

 『天津神』と『国津神』

が、混合した『一族』という事になる。

・・・本当に、そうなのだろうか?


『日本列島』には、古くから、

 『岩石信仰』『石神信仰』

などが、存在していた。
そして、おそらく、
『古事記』よりも、前の時代から、
『日本列島』に、存在していた。

この考察シリーズでは、

 『ミシャグジ』=『李氏』

と、しているが、
『ミシャグジ』は、
『建御名方』よりも、
前の時代から、
『諏訪』に、到達している。

また、この考察シリーズでは、

 『那賀須泥毘古』=『那賀 (那家)』

と、しているが、
『那賀須泥毘古』は、
『神倭伊波礼毘古 (神武天皇)』よりも、
前の時代から、
『奈良盆地 (大和盆地)』に、到達している。

すると、

 『李氏』+『那賀』=『石長』

は、『古事記』よりも、前の時代、
つまり、

 『天津神』と『国津神』

が、成立する前の時代から、
存在していたと想定できる。

そして、同じ『李氏』でも、

 『李氏』=『 石 』=『国津神』
 『李氏』=『伊斯』=『天津神』

という、図式になる。
さらに、

 『高氏の国』=『高志国』=『越国』

も、また、その成立は、
『古事記』よりも、前の時代であり、

 『国津神』の『国』=『倭国』

と、なるのだろう。


『現代日本』における、
『石長さん』の多い地域の、
『上位5都道府県』は、

 ① 埼玉県 (武蔵国)
 ② 広島県 (安芸国)
 ③ 東京都 (武蔵国)
 ④ 鳥取県 (伯耆国)
 ⑤ 熊本県 (火国)(肥国)

となる。
これらは、この考察シリーズで、
『倭国』を形成する『クニ』、
あるいは、
『国津神』が移住した『クニ』となる。


by zouchan-land | 2025-03-09 11:30 | 韓国語 (日本古代史など)。 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 『古事記』についての考察 ~ ... 『古事記』についての考察 ~ ... >>


カテゴリ
ブログジャンル
最新の記事
画像一覧
記事ランキング