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琴棋書画。


琴棋書画。 文人の楽しみ。 教養や風雅を身につけた文化人の風流な遊び。 また、そのたしなみ。 琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くこと。
by zouchan-land
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『天之沼矛』『伊邪那岐』『伊邪那美』『淤能碁呂島』についての考察。

 【前回のあらすじ】

 ◎ チョン・イル (천 일 / 天日)
   ⇒ 천의가일사도 (チョネガイルサド)
    ⇒ 都怒我阿羅斯等 (つぬがあらしと)
    ⇒ 天之日矛 (あめのひぼこ)

 ◎ 天日槍命 (天之日矛) は剣で海をかき回し、
   出来た島に宿った。


『剣で海をかき回し、出来た島に宿った。』

とは、どのような出来事だったのだろうか?

前回の考察で、『天之日矛』の一団が、
武装していた可能性を挙げている。
『剣で ~ かき回し』というのは、
『武力行使』を表しているのだろう。

そして、『島』なのだが、
以前の考察で、古代日本では、

 『クニ』=『国』

ではないと述べている。
おそらく、

 『シマ』=『島』

でもない。

 『シマ』=『縄張り』

だろう。
どうしてそうなるのかは、割愛する。

『天之日矛』は、瀬戸内海のいずれかの地域を制圧し、
そこに駐留したと思われる。


ところで、

 『天日槍命 (天之日矛) は剣で海をかき回し、
  出来た島に宿った。』

から、連想できる出来事がある。

『古事記』によると、

 伊邪那岐 (イザナギ)・伊邪那美 (イザナミ) の二柱の神が、
 天沼矛 (アメノヌボコ) で、大地をかき混ぜたところ、
 淤能碁呂島 (オノゴロジマ) が出来た。

となっている。

まずは、天沼矛なのだが、
日本書紀では『天之瓊矛』となっている。
前回の考察と比較しやすいように、
この考察では、以下、『天之沼矛』とする。

『天之沼矛』と『天之日矛』、
とても、よく似た名前である。

『天之日矛』が、人名だとしたら、
『天之沼矛』も、人名なのではないだろうか?

前回の考察では、
 『矛』=『武装した一団。 軍隊。』
としたので、名前に相当する部分のみで考えると、

 『天之日』=『天日』
 『天之沼』=『天沼』

という人名だったと想定できる。

そして、現代日本において、
『天日』『天沼』、いずれも、
人名・地名で使われているのだ。

『天日』さん、『天沼』さんは、
『天之日矛』、『天之沼矛』の子孫、
あるいは、縁ある家系なのかもしれない。


さて、『天之沼矛』が『人名』+『軍隊』だったとすると、
『古事記』の記載は、どうなるだろうか?

さらに、伊邪那岐 (イザナギ)・伊邪那美 (イザナミ) の二柱の神、
当て字っぽい上に、日本神話の神っぽくない名前である。
イザナギ・イザナミが『人名』でなかったとすると、
『古事記』の記載は、どうなるだろうか?

 『天之沼矛』の一柱の神が、
 『イザナギ』『イザナミ』で、大地をかき混ぜたところ、
 淤能碁呂島 (オノゴロジマ) が出来た。

となる。

『イザ』とは、何だろうか?

『古事記』という歴史書には、
『ヤマトタケル』が出てくる。

『ヤマトタケル』は『出雲』にて、
『イヅモタケル』と対決する。
その時、『ヤマトタケル』は、

 「いざ、刀合はさむ」

と、言っている。

 「いざ! 勝負!!」

と、いうような意味だ。
つまり、『いざ』という言葉は、
『古事記』編纂時にも存在していた言葉となる。


『日本』は『海』に囲まれた『国』である。
さらには、『列島』となっている。
『島』が分かれると、『海』はどうなるだろうか?
『海』もまた、分かれるのである。

西日本には『日本海』と『瀬戸内海』がある。
そして、『海』『ナギ』『ナミ』を考えると、

 『ナギ』⇒『凪 (なぎ)』
 『ナミ』⇒『波 (なみ)』

が、連想できる。

ここで、『古事記』について補足すると、
詳細は割愛するが、
 『イザナギが、左回り (時計回り)』
 『イザナミが、右回り (反時計回り)』
という場面がある。

『天之沼矛』の一団が『天之日矛』と同様、
朝鮮半島からの渡来人たちとすると、
最初に辿り着いたのは、
『筑紫ヤマト』の『山門』付近であったと想定できる。
そこから、イザナギが左回り、イザナミが右回りして、
九州の海岸線を回っていったとする。
おそらく、『日向ヤマト』の『大和』あたりで
合流したのだろう。

すると、イザナギが向ったのは、瀬戸内海。
イザナミが向ったのは、日本海となる。
日本海は、波が高くなりやすい海だが、
瀬戸内海は陸に囲まれ、比較的穏やかな海である。
つまり、

 『イザナギ』⇒『いざ、凪 (瀬戸内海)』
 『イザナミ』⇒『いざ、波 (日本海)』

を、由来とする一団だったと思われる。
そして、それらを統括していたのが、
『天之沼矛』だったのだろう。


しかし、『イザナギ』『イザナミ』は、
武力による制圧が目的ではなかったと思う。
その根拠は、『淤能碁呂島』の存在である。

この『シマ (ジマ)』も、『島』ではなく、
『縄張り』のような意味と思われるが、
ここではもっと柔らかく、
『影響範囲』としても良いと思う。

『イザナギ』『イザナミ』が行った事により、
日本の『歴史』が始まったとする。
『歴史』には、『文明』が必要である。
『文明』には、何が必要だろうか?
それは、『言語』である。

『言語』『ゴロ』から連想される言葉は、

 『ゴロ』=『語呂』

である。
『語呂』は『語路』と表記される事がある。
『イザナギ』『イザナミ』が進んだ経路こそが、
『語路』なのではないかと思う。

そして、『言語』を韓国語にすると、

 『言語』=『언어 (オノ)』

となり、

 『淤能碁呂島』=『【 언어・語呂 】が、広まった地域』

となる。

『イザナギ』『イザナミ』の目的は、
武力行使による征服ではなく、
朝鮮半島の言語『언어 (オノ)』と、
日本列島の言語『語呂 (ごろ)』を融合し、
新しい言語として、各地に広める事だったと思う。


『文明』が生まれる (生まれた) という事は、
『文』で『明』らかにする事が
可能になったという事だと思う。


 【まとめ】
『天之沼矛』が、『イザナギ』『イザナミ』に、
神の座を譲らなければならなかった理由とは?

『古事記』によると、
『天之沼矛』『伊邪那岐』『伊邪那美』は、
日本における、原初の神々ではない。
それ以前にも、数柱の神々がいる。

そして、日本の神々は、
『高天原 (たかあまのはら)』から来たとある。

『高天原』とは?
に、ついての考察、近日公開予定。

by zouchan-land | 2024-03-29 13:23 | 韓国語 (日本古代史など)。 | Comments(0)
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