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琴棋書画。


琴棋書画。 文人の楽しみ。 教養や風雅を身につけた文化人の風流な遊び。 また、そのたしなみ。 琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くこと。
by zouchan-land
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『卑弥呼』『壱与』の名前の由来についての考察 ~ 終幕。

まずは、『序幕』で少しだけ出てきた話から。

『壱与』は『壱』を『与』えられた人物を指す呼称だと思う。
つまり、『序列1位の称号』ではないかと思うのだ。
『女王ヒミコ』の『一番弟子』が跡を継ぐのは、
ごく、自然な話となる。

 『序列1位』=『女王』
なのでは? と思うかもしれないが、
必ずしも、そうはならない。

朝鮮王朝では、官職についている人物には、
『品位 (序列・階級)』が与えられた。
『正一品』が『序列1位』となるのだが、
『上位の大臣 (詳細は割愛)』や、
『ピンからキリまでの考察 ~ 前編』にも出てきた
側室序列1位の『嬪 (ピン)』などが、
『正一品 (序列1位)』であった。
王や王妃など、王族の一部は、
『正一品』の、さらに上位とされていた。
順位付けできない存在という事である。

『王』『女王』がランキング外というのは、
朝鮮時代の話だけ、という訳ではない。
現代では、世界のあちこちで『爵位』が存在する国々がある。
いわゆる『公・侯・伯・子・男』である。
爵位の中では『公爵』が序列1位となるのだが、
『王』『女王』は、『爵位』を『与』える立場であり、
『公爵』の、さらに上に君臨する存在である。

スポーツの世界では、どうだろうか?
各団体の規則にもよるが、
ボクシングでは、チャンピオン (王者) が、
ランキング1位より上位とされる事がある。
この場合、『ランキング1位』は、
『チャンピオンへの挑戦権の優先順位が1位
という事になる。

『壱与』の話に戻ろう。
『女王ヒミコ』により、
跡継ぎの優先順位1位 (位) を
えられた存在に対する呼称が、
壱与』なのだと思う。


そして、次に、女王『ヒミコ』とは?
について、考察してみる。

『ヒミコ』は『巫女 (みこ)』であったのだから、
『ヒミコ』の『ミコ』は『巫女』だと思う。

ならば、『ヒミコ』の『ヒ』とは、なんだろうか?

考えられる候補を羅列してみると、

 ひ・・・『ひふみ』の『ひ』。
     『ただひとりの巫女』を意味する?
 妃・・・王族の概念が、すでに出来上がっていた?
 陽・・・『女神 天照 (アマテラス)』を連想させる一文字?
 日・・・『日本 (にほん・ひのもと)』に通じる一文字?
 火・・・亀の甲羅を火で焼き、
     甲羅のヒビ割れ具合いで占いをしていた?

“불가능한 것을 제외하고
남은 것이 아무리 믿을 수 없는 것이라 해도
그것이 진실이다.
(When you have eliminated the impossible,
 whatever remains, however improbable,
 must be the truth.)
(全ての不可能を消去して、
 最後に残ったものが如何に奇妙な事であっても、
 それが真実となる。)”

셜록 홈즈 (シャーロック・ホームズ) の名言である。

ひとつひとつ、検証してみよう。


 ◎『ひ』についての考察。
『壱与』が、跡継ぎ候補の序列1位とするならば、
跡継ぎ候補は、複数人いたという事になる。
『ヒミコ』以外にも『巫女』がいたという事に他ならない。

 ◎『妃』についての考察。
『妃』は『王の妻』を意味する。
『ヒミコ』は『王の妻』ではなく『女王』である。

 ◎『陽』についての考察。
『日本神話』が創られたのは、
ずっと未来の話である。
(詳細は、割愛。)

 ◎『日』についての考察。
『日本 (ひのもと)』を意味する言葉が、
初めて使われたのは、
厩戸皇子 (のちの、聖徳太子) が、
隋に従属するのを拒んだ時である。
つまり、これも、ずっと未来の話である。

 ◎『火』についての考察。
最後に残ったものが如何に奇妙な事であっても、
それが真実となる。


『○みこ』という女性名は、
『ひみこ』以外にもある。
こちらも、羅列してみよう。

 『すみこ』『きみこ』『くみこ』『とみこ』

様々な漢字が当てられつつ、
現代日本でも使われる名前だ。
『ひみこ』も、わずかではあるが、
今日でも使われている。

ここで、『序幕』に出てきた
『陰陽五行説』を、思い出してみよう。

 『火巫女』⇒『ひみこ』
 『水巫女』⇒『すみこ』
 『木巫女』⇒『きみこ』
 『金巫女』⇒『くみこ』
 『土巫女』⇒『とみこ』

となっていったのではないかと思う。

 『火巫女 (ひみこ)』と『木巫女 (きみこ)』しか、
 すっきり読めない。
 『水巫女 (すみこ)』と『土巫女 (とみこ)』は、まだしも、
 『金巫女 (くみこ)』ってなんだ?

と、思われるかもしれない。

韓国での漢字の読み方は、

 『水』=『수 / ス』
 『金』=『금 / クム (kɯm)』
 『土』=『토 / ト』

となる。
日本において、このように発音されていた時期があっても
不思議ではない。

 『金 (キム)』って氏があるけど、
 韓国って、漢字の読み方が、
 ひとつだけじゃないの?

と、思われるかもしれない。

韓国は、その歴史の中で、
漢字の読み方を統一していった。
しかし、例外もいくつか残っている。
そのうちのひとつが、氏として使われている場合だ。

『印韓日の交流についての考察』に出てきた王の名は、
『金首露 (김수로 / キム・スロ』である。
そして、考察に出てきた国の名は、
『金官伽耶 (금관가야 / クムグァンカヤ)』である。


『陰陽五行説』では、
『属性 (火・水・木・金・土)』の概念があり、
『生年月日』などにより、
どの『属性』なのかが、定められる。

『火巫女 (ひみこ)』は、
『火属性の巫女』だったのではないだろうか?




by zouchan-land | 2024-03-12 12:45 | 韓国語 (日本古代史など)。 | Comments(0)
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