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『Ghost of Tsushima』 というゲームには、
『政子殿』が、出てくる。 日本史で最も有名な政子は、北条政子である。 蒙古軍の襲撃が起きる半世紀前には尼将軍と呼ばれ、 鎌倉幕府の頂点に立った人物だ。 日本史上、初めてトップになった女性と言えば、 『ヒミコ』である。 今回は、『ヒミコ』の名前の由来について、 考察してみようと思う。 『ヒミコ』は『卑弥呼』と表記される事があるが、 これは、『魏志倭人伝』に 『卑弥呼』と記載されているからであり、 大陸 (便宜上、以下、中国と表記) の人が 『卑弥呼』という漢字を当てたという事に過ぎない。 なぜ、漢字を当てる必要があったのかというと、 中国には、漢字しか文字が無かっただけである。 世界中のどの国の言葉であろうと、 中国に伝われば、全て漢字が当てられる。 『ルパン三世』が『鲁邦三世』になっちゃう国である。 なので、『ヒミコ』の名前の由来は、 『卑弥呼』という漢字が無関係として考えてみる。 日本には、五節句というものがある。 1月7日・人日の節句・七草の節句。 3月3日・上巳の節句・雛 (ひな) 祭り。 5月5日・端午の節句・子供の日。 7月7日・七夕の節句・元祖ラブの日。 9月9日・重陽の節句・本来は老人の日。 なのだが、どう考えても1月7日は不自然である。 もともと1月1日が節句だったのだが、 元旦と重複してしまうので、 七草にちなんだ1月7日に移動させられたのだろう。 もしも、1月1日が節句だったとしたらと考えてみる。 時系列順を、逆に見てみると、 老人 ⇒ 成人 ⇒ 子供 ⇒ 雛 (生まれたて) ⇒ ??? となる。 すると、1月1日は、『雛』より前になるのだから、 『誕生』や『新生』のようなものを意味する節句であると推測できる。 新年が始まる日である事を考えると、 七草の節句より、違和感を感じなくなる。 また、9月9日は、敬老の日 (以前は9月15日で固定だった) に、 移りかわったと思われるが、割愛。 そして、11月11日がないのは、なぜだろうか? 今度は、時系列順に見てみると、 11月11日は『老人』よりも後になるのだから、 『死』や『死後』を意味する節句であったと思われる。 しかし、内容が内容なだけに、 『ポッキー&プリッツの日』に取って代わられたとしても、 仕方のない流れである。 さらに、11月11日の節句がなくなった理由としては、 『節句』を『五節句』にしたかったためと考えられる。 『節句』と『陰陽五行説』を関連付けるため、 『節句』の数が5個になったと思われる。 『陰陽五行説』の説明は割愛するが、 『陰陽五行説』では、奇数が縁起の良い数としている。 『節句』の日付けに奇数が並んでいるのは、 『陰陽五行説』の影響である。 『節句』の『句』とは 『句切り (くぎり)』と言う言葉が表すように、 『一段落』を意味する。 『節句』の『句』が使われる言葉で、 『俳句』というものがある。 いわゆる、『五・七・五』と句切られるように、 奇数の文字数が並ぶ。 さて、話の句切りが良いところで、 奇数を順に並べてみよう。 『一』『三』『五』『七』『九』・・・。 そして、これを人名に使ってみよう。 文字数も、『陰陽五行説』において、 縁起が良いとされる『奇数』にしてみる。 一文字の名前も考えられなくもないが、 それなりの家柄に生まれた子の命名としては、 なさそうな気がする。 五文字の名前になると、女の子の名前としては、 ちょっこし長すぎる気がする。 ちょうど良さそうなのは、三文字である。 奇数を、上から3つ、順に並べると、 『一三五 (ヒミコ)』 となる。 『ヒミコ』の名前の由来が『数字』という理由は、 他にもある。 『ヒミコ』の後を継いで女王となったのは、 『壱与 (臺與) / いよ』である。 『壱』も『臺』も、『一 (いち)』を意味する。 『壱与』とは、『壱』を『与』えられたという意味になる。 生まれた時から、跡継ぎ候補だったのか、 跡を継いだ時に改名したのかは不明だが、 名前に『数字』が入るのが、わりと普通だったのだろう。 ここで矛盾が生じる。 『卑弥呼』は、中国から見ての外国人の人名に、 音から漢字を当てただけとして、 この考察では『卑弥呼』という漢字の意味を無視した。 『壱与』は、漢字の意味を考えている。 日本でもそうなのだが、漢字を当てる時、 『音 (おと)』で当てる時と、 『意味』で当てる時がある。 『卑弥呼』は『音』から当てた漢字で、 『壱与』は『意味』も踏まえて当てた漢字だと思う。 『人名』に『数字』が使われるのは、日本だけだろうか? 『Ghost of Tsushima』 というゲームには、 花 (政子殿の姉) が出てくる。 『花 (はな)』という人名は、 日本では女性名として使われる。 韓国の女性名でも『ハナ』という名前が使われる。 もちろん、『ハナ』=『花』ではない。 『ハナ』=『하나 (ハナ)』=『ひとつ』 となる。 【『卑弥呼』『壱与』の名前の由来についての考察 ~ 第二幕。】に、続く。
by zouchan-land
| 2024-03-07 00:57
| 韓国語 (日本古代史など)。
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