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琴棋書画。


琴棋書画。 文人の楽しみ。 教養や風雅を身につけた文化人の風流な遊び。 また、そのたしなみ。 琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くこと。
by zouchan-land
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『じゃんけんぽん』『グー・チョキ・パー』の漢字表記についての考察。

以前はタイ語の勉強をしていましたが、今は、韓国語の勉強をしています。
最近覚えた単語に『가위 바위 보(=じゃんけん)』があります。
가위(=カウィ、はさみ)、바위(=パウィ、岩)、보(=ポ、布)
となり、単語を3つも併せて覚えられるので、お得な言葉です。
続けて発音すると、発音変化が起こり『カウィ・バウィ・ボ』となります。

そこで気になったのが『じゃんけん』の日本の漢字表記でした。
漢字の本家である中国では、
『剪刀(=ジェンタオ)石头(=シートウ)布(=プー)』
と言うそうです。
ここで大事なのは、意味的には韓国と同じ順になる事です。

日本では、いろいろ説があり『石拳、両拳、雀拳』
と言う漢字が使われるそうです。
・・・スッキリ納得できませんでした。

日本における『じゃんけんぽん』は、
韓国・中国のいずれとも、発音が違います。
『じゃんけん』が日本に来た時、意味の本質をなるべく変えずに、
既存の日本語を当てはめたのが『じゃんけんぽん』だと思います。
つまり『じゃんけん』の漢字表記として考えるのではなく、
『じゃん・けん・ぽん=チョキ・グー・パー=はさみ・岩・布(紙)』
と、3種全てを考えなければならないのではないでしょうか?

まっさきに連想しやすいのは『けん』=『拳』。
日本における諸説とも一致します。
すると、韓国・中国と同じように、真ん中に『グー』がきます。
ここで『じゃんけんぽん』が、韓国・中国と同じ順序になると仮定してみました。
つまり『じゃん』=『はさみ』、『ぽん』=『布(日本では、紙)』としてみます。

『ぽん』の意味する日本語とは、何でしょうか?
ここで登場するのが、室町時代のなぞなぞです。

 母には二度逢ひたれでも父には一度も逢はず。
 (母には2度逢ったけど、父には1度も逢わなかった。
  これ、な~んだ?的な意味。)

昔の日本では『はひふへほ』は『ぱぴぷぺぽ』に近い音だったそうです。
たとえば『日本』を『にほん』とも『にっぽん』とも読むのは、その名残りです。
『1本』『2本』『3本』も、昔は『いっぽん(いちぽん)』『にぽん』『さんぽん』
というように発音されていたと思われます。
これらを踏まえてなぞなぞを考えると、答えは『唇』になります。
母(ぱぱ)は、上唇と下唇が2度出逢いますが、父(ちち)では出逢いません。

さて、本題に戻ります。
『じゃんけんぽん』が、大昔に日本へやって来たとすると、
『ぽん』に相当する言葉は、現代日本において『ほん』と発音している可能性があります。
韓国・中国での『パー』は『布』ですが、
日本での『パー』は『紙』です。
そして『ほん』という発音の日本語と言えば『本』の可能性が大きいです。

最後に『じゃん』を考えます。
『はさみ』に関連し『じゃん』に似た発音で『斬』があります。

ここまでの考えが正しいと仮定すると、
『じゃんけんぽん』は『斬拳本』と書いていたと言う事になります。
『ざんけんぽん』が『じゃんけんぽん』になったのだと思います。
さらに『パ行』⇒『ハ行』の進化の法則も関係し、
『じゃんけんぽい』『じゃんけんほい』と変わっていった地域もあります。

そして、誰も挑む事がなかった(かもしれない)
『グー』『チョキ』『パー』の漢字表記も、ついでに考えちゃいます。

まずは『チョキ』です。
用途的に『はさみ』に似た器具で『包丁』があります。
『丁』は『割り切れる数、偶数』と言う意味だけでなく、
『木を切る音などの形容』の意味もあるそうです。
なので『丁』には『切る』的な意味もあったと推測できます。
『はさみ』は『切る器具』であるので『チョキ』=『丁器』だと思います。

次に『グー』です。
ここで、根底に戻ってみます。
『じゃんけん』は、極めて単純な戦争ゲームと言えます。
『グー』は『拳』であり『じゃんけん』発祥の地が中国と考えられている事を踏まえると、
連想できる言葉は、中国拳法。
中国はもとより、アジア諸国での中国拳法から派生した格闘技
(空手・テコンドー・ムエタイなど)は、
戦争で使われる事も少なくありませんでした。
さらに『グー』と言う発音を考えると、
『グー』は『軍』ではないかと思います。
話は少し遡り『じゃんけん』を戦争ゲームと考えると、
『丁器』のニュアンスも、なんとなくシックリします。

最後に『パー』です。
この考察では『本』と結論付けました。
戦争と本から連想するのは、兵法書です。
甲斐の戦国大名・武田信玄も、孫子の兵法を学んだそうです。
ところで、戦争には相手がいます。
相手は、多人数になる事もあるでしょう。
そういう時に使われ『パー』に似た発音の漢字は『派』です。
『~派(は)、派閥(はばつ)』とも発音されますが『一派(いっぱ)』とも発音される事があり、
発音的には、問題ありません。
しかし、意味合い的には、兵法書などを活用した人物を指すと思われるので、
漢字表記は『派』だとしても、
『派(パー)』が指し示すのは、その代表(大名・将軍など)だと思います。

すなわち『グーチョキパー』=『(ぐん)・丁器(ちょき、ちょうき)、(ぱ、は)』
だと思います。
そして『丁器=チョキ』を、刃のついた武器を所持した個人と考えると、

 グー=軍』は、チョキ=丁器(個人)』に勝てる
 『チョキ=丁器(個人)』は、パー=派(大名・将軍など)』に勝てる(暗殺的方法)。
 『パー=派(将軍など)』は、グー=軍』に勝てる(命令系統で、上位に位置する)。

と、辻褄が合うような、合わないような。

【『じゃんけんぽん』の漢字表記についての考察・改】
に続く。



by zouchan-land | 2020-08-11 17:40 | 韓国語。 | Comments(0)
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